中国関係の著作で名高い
高島俊男
先生のコラムがネットで読めるサイトをみつけました。実費で更新ごとに郵送もされているそうです。
新・お言葉ですが…
硬派な語り口がたまらない高島先生ですが、中国文学への造詣の深さはアタリマエとしても、日本語のデリケートな扱いにもすごく気を使っておられるところが勉強になります。漢語は漢語、和語は和語、中国は中国語、日本語は日本語と分けて考えておられるのではなく、日本人として調和のとれた雅馴("がじゅん"と読むそう。上品で穏やかで正しく教養のある文章や人となり)なことばを使うためにはどうすべきか、を考えておられるような気がします。以下オススメ本。
中国の大盗賊・完全版 (新書)
美辞麗句を使わない生々しい中国史。自主規制で過去の版では削除されていた、毛沢東部分は必読だと思います。冷静に毛沢東を評し、彼の卓越した能力と愚行を並べて書いている。中国に留学にするなら、是非読むべき一篇だと思います。
本と中国と日本人と (文庫) 
中国関連の名著を簡潔に、かっ、深く紹介しているブックガイド。中国文学を専門にしていない人が、中国に関する教養を深めようと思う時に最良の書だと思います。紹介されてる本は、様々な分野にわたり、中国と日本のあまり知られていない関わりも知ることができる面白い内容です。
本と言えば、最近、日本の古典の名訳が相次いで絶版になってるのは、とても悲しいです。中高の時に親しんだ日本の古典の文庫を中国に留学する時に持っていきたいと思っていたのですが……岩波や講談社の対訳のとかはちゃんとあるので、とりあえずは安心。私は源氏物語では円地文子の口語訳がいちばん紫式部っぽくて、好きなのですが、手軽に読める
新潮文庫の全五巻
(砂子や野毛の表紙)のが新品ではもう売っていないなんて……。私は今でも和紙のブックカバーをつけて、大切に読んでいます。