
洛陽 関林
奥に見える土盛りが、関羽の首のお墓です。

洛陽 漢魏故城 北魏閶闔門遺跡
つがいの猛犬が尻尾を振って、わんわん吠えてお出迎え。

洛陽 漢魏故城
青のトタンの柵の中で発掘中とのこと。
近くの農家に西晋の石碑等が残っているようである。
でも、今はただの麦畑。
遠くのトタンには、中国語で「文化財を大事にしよう」と書かれている。

洛陽 龍門石窟
いい彫刻はあらかたとり尽くされていますが、
じっと見ていくと、かわいい仏像がけっこういまします。
洛陽生活が明日の朝で終わります。
ちょうど、牡丹の盛りの時に居合わせて、幸せでした。
龍門石窟、白馬寺、関林、漢魏故城、古墓博物館、洛陽博物館などの見学もしました。
漢魏故城は、行っても何も無いと分っていて、そして幻滅することがあるかも知れないと思っていて、それで一度はいくのをやめたけど、やっぱり行ってしまいました。
遺跡は調査のため閉鎖中で、番をしていたつがいの猛犬から荒っぽい歓迎をうけました。発掘調査が終わったら、公開されるようですが、古墓博物館のずさんな保存状況(魏の壁画が防水と湿度管理ができてないせいで、ほとんど消滅状態)を見るにつけ、そのまま地下にあった方がいいのかも……と思います。でも盗掘されまくってるだろうな。
とにかく、中国人はネズミのブロンズのオークションなんかで騒いでる場合じゃない。
今まで多くの三国迷の先達の方々が、もっと不自由な時代に勇気を出して様々な場所を訪れておられたことについて、深い尊敬の気持ちを新たにしました。本当のアガペーには、私の気持ちは屈折していて、修行が足りない……。
北魏の仏像等は以前にもたっぷり見たことがあるのですが、唐や漢のものと比べて見てみて、改めて思ったことがあります。
先秦のサディスティックなリアリズムでもなく、
漢のまったりほのぼのでもなく、
唐の雄渾な豊穣でもなく、
宋の優美でテクニシャンな繊細さでもなく、
元の整然とした簡潔さでもなく、
明のリズミカルな鮮やかさでもなく、
清の博物学的ミクストメディアでもなく、
やっぱり私は、
魏晋の未完成の強靭さや、
北魏、隋のヘレニズムの香りを纏った初々しさが
好きったら好きだと思った。
経由地の関係で明日は上海に一泊して、22日には杭州に戻ります。
今度は芍薬との死闘か……。