<<< 2008.02 | 2008.03 1 ? 2 ? 3  | 2008.04 >>>
  2008.03.01 00:04:38   このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク

学校が始まりました。
今学期は、民俗艺术と中国文学与中国文化と美学与哲学的人类学をとりました。前学期の画論の講義の成績がついてなくて、ヤバイ、落としたか、と思っていましたが、まだ全部の人に成績が出てないそうで一安心。

春節をまたいで杭州に戻ってきてみれば、美院のまわりもずいぶん変わってきて、新しいお店がいろいろできてます。銀泰の支店が延安南路に建設中ですが、いつオープンするのかなあ?
今学期は、季節もあったかいので、とりあえず動物園にたくさんいって写生しよう。鶴と虎がうまくかけるようになりたい。

Posted by KUTSUNA HIROMI | Permalink | comment (2) | trackback (0) | Comment by Twitter
  2008.03.01 02:27:03   このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク

私が杭州で紙を買うのは、カルフールの近くの杭州書画社か恵民路の市場の二階にある、二つの紙屋さんだ。
……といっても、宣紙や中国の伝統の紙にどんなものがあって、どんなふうに絵具が乗るのか、まだ全然分っていないので、買いに行く度に長居をして話を聞く。中でもお気に入りは、恵民路の市場の二階の女主人のいる紅星牌の専門店だ。何も知らない私に、いろいろ教えてくれるし、やたらに売りたがらないのもいい。あと、煙草を吸わないので、店の中が中国の画材屋にしてはきれいである。
同じ市場のもう一つの紙のお店は、若い男のラオバンがキーボードがヤニだらけになるほど煙草を吸いまくっていて、やたら売りつけるのが苦手だ。日本の和紙や洋紙の専門店に親しんだ私にとっては、卒倒モノだ。紙は呼吸しているものなので、紙のたくさんあるところで煙草を吸えば、紙に煙草を吸わせているようなものだし、防災上も極めて危険だ。

かみりんく
中国宣纸集团公司 : 紅星牌とよばれる一番大きいメーカー
汪同和宣纸有限公司 : ここの厚めでドウサが強い紙は、日光に当たると色が変わるけど(いいの?)、消しゴムかけてもけば立たないので、大型野外スケッチに便利。
曹光华 : 公式な会社のサイトはまだ無い。歴史の浅い会社ながら、品質が高いことで注目されてるブランド。紅星牌がスタンダードだけど、紙屋の女主人によれば、最近は紅星牌は品質の低下が激しく、曹光华がオススメだという。
泾宝堂 : 安徽省泾县の紙の代理店。いろんな紙屋さんへのリンクあり。
书法江湖文化商城 : 文房四宝の様々な工房があつまるネットショップ。
宣紙は安徽だけでなく、四川や福建などにも産地があります。四川の紙もなかなか良かった記憶があります。
とにかく、慣れ親しんだ和紙とは全く違う目的で作られ、全く違う使い方をされているのが宣紙なので、使いこなすには相当がんばらないといけない。
といいつつも、チキンだから、直で半年分くらいの本画用と裏打ち用と透き写しにつかえるロール和紙を、3万円分くらい購入してもってきてます。ホントは薄美濃や雁皮の手漉きのを買いたかったけど、資金不足で断念。直のロールは質が均一で大きいので、応用効くし。やっぱり日本のキメが細かくて、しっとりした艶のある紙はいいわあ……。
今の中国の紙は、全体的に硬くて乾きすぎてる印象がある。昔の、やわらかいけど密度があってなめらかで、薄いのにふかふかした感じのするホントにいい宣紙には、なかなか出会えなくなりました。いまのは、墨の発色が単調で、滲みの階調が乾くと消えちゃう紙ばかりで、ドウサがきつすぎるのが多い。

Posted by KUTSUNA HIROMI | Permalink | comment (0) | trackback (0) | Comment by Twitter
TAGz  
  2008.03.09 23:50:49   このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク

みくしのコミュで思うところがあって、ちょっと書いてみたので、である調に清書をしてブログにのせます。
そうじゃないよ、間違ってる、とかいうご意見のある方はコメントにてどうぞ。
私も筋金入りの腐女史ですが、留学で知りあった、暖かくて仲の良い女性同士や男性同士のカップルから色々なことを学ばせてもらいました。少しでも彼女や彼らが住みよい世の中になってくれればと思います。

BL(Boys Love)とは、少年、もしくは青年男性同士の愛を描いた少女向けのライトノベルや漫画、アニメーション等の創作物のことである。
その内容はままファンタジックで、現実の男性の同性愛とは乖離している場合が多い。つまり多くのBLを愛好する少女たちは、BLをファンタジーとして読んでいるのである。
しかし、奇妙なことにそのようなBLを愛好する少女の中には、過剰なまでに現実の同性愛を否定し、拒絶する者が少なくない。
これは何故なのだろうか?
多かれ少なかれ、BLには少女の青い変身願望や愛欲が託されている。
(これは80年代から語り尽くされてきている)
しかし、少女は周囲からも純潔を求められ、自分自身も清い存在であり続けようとする。多くの少女は、その矛盾をやすやすと乗り越えて、大人の女になるが、中にはそうできないものもいる。
家族や教育環境により、自己の生身の変身願望や愛欲を否定され続け、抑圧された少女は、自分自身の愛欲を否定する術しか知らず、受け入れることができない。そして、その生身の衝動や抑圧を物語の世界へと、ファンタジーへと昇華させていく。それがBLなのではないだろうか。もちろん、現実の同性愛にも理解を示し、BLを普遍的な愛情ドラマとして観賞している女性や男性もいることは、忘れてはならない。
BL愛好者が現実の同性愛の人々に拒否感を持つのは、現実の同性愛に対する差別や偏見という以前に、同性愛という愛のカタチが現実に存在するという事実自体が、今までファンタジーとして処理していた自分自身のドロッとした愛欲が現実である、ということを連想させるからではないだろうか。
拒否感を感じているのは、現実の同性愛という愛の形式に対してではなく、ファンタジーの中で男性カップルに投影していた自身の生々しい欲望ということである。この欲望の中には、異性への雌としての欲望だけでなく、少女の同性への欲望、自己愛も含まれている。そのような複雑な欲望が、まさに自分自身のものだということは、彼女達にとって容認しがたい事実なのだ。 しかし、それはどこかで発散や昇華させなければならないものである。
それが現実の同性愛に拒絶反応を示しつつも、BLに陶酔する心理なのではないだろうか。
創作や表現の自由等を考えると、微妙な問題ではあるが、現実の同性愛の傾向をもつ人々にとっては、BLはどちらにしろ、女性にとってのポルノのような、迷惑な創作物である。
せめて、同性への愛が、非日常でファンタジーな「有り得ない」ものではなく、「人間が時として同性も愛するというのは自然なことである」という認識が彼女達にもちゃんとあれば、物語は物語として空想のものであり、一方的に他人の恋愛形式を否定したりすることはなくなるのではないだろうか。
また、彼女達もいつかは母親になる身であり、セクシャリティの多様性について理解を持つべき立場である。
アジア人、とくに日本人は、自分が普通であることにこだわり過ぎている。その普通であるという立場を自分自身で確立するためや、他人に自分が普通だということを示すために、マイノリティへ過剰に拒否反応を示し、口に出して否定する傾向がある。
それは、ともすれば自分自身の持つ多様性を否定することにもなるし、文化や社会システムの進化にとって大きな弊害となることは明らかである。
マイノリティの実情に目をむけ、愛や生活の多様性を偏見なく知ることは、偏見や差別の解消だけでなく、BLをファンタジーとして観賞している少女達にとっては、自分自身の性的情動や自己の存在を肯定的に認知することに繋がるのではないだろうか。
とにかく、ひとのSXEを嗤うなって、ことなのです。例の作品は読んだことないですが。

Posted by KUTSUNA HIROMI | Permalink | comment (0) | trackback (0) | Comment by Twitter
  2008.03.10 14:20:29   このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
このサイトは、Googleの広告を貼らせてもらっています。
前から何となく思っていたけれど、やっぱり中国にとってヤバイことや、性的なこと、企業に疑問を抱くようなこと、マイナスイメージの単語が、とくにページの上の方の文章にあったりすると、広告が配信されずに、かわりの広告が出るように思います。
このエントリーとかこっちのとか、これも、私の環境だと代替広告が出てる。でも、これは、平和団体の広告が出ることもあるから、配信されてる。結局、スポンサーかい……。
これはそれぞれの環境によって変わるので、本当のところはわかりませんが、すくなくとも私の環境ではそうなることを確信しました。
広告の収入自体は、月平均5ドルくらいで、あってもなくてもいいくらいで、しかも、まだ報酬をもらってなくて(100ドルたまると振り込まれる)、もらったとしても、年に1,5000円程度のサーバ代の足しになるかなー? という程度です。
私のブログのようにごちゃごちゃして、いろんなことが書いてあるブログは、かえってちょっと広告があった方が、レイアウト的にしまる様に思います。たくさんブログを見てて、広告に慣れちゃってるのかな……。もちろん、たくさんありすぎるのとか、記事を読む動線を妨げる形で大きい広告があるのは、嫌ですが。
とにかく、Googleとその広告主(と中国政府)にダメだしされても、書きたいことを書ける範囲で続けていこう。
Posted by KUTSUNA HIROMI | Permalink | comment (0) | trackback (0) | Comment by Twitter
  2008.03.13 06:34:41   このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク

芸大・美大をめざす人へ』って本がありますね。私も愛読してました。

藝大・美大志望の高校生はこれを読むべき。よくまとまってる。
テンポもいいし、愛もあるし、すっごい感動した。私もやる夫とまったく同じパターンだったから、なおさら感動。
ところで、いまは予備校にいる気持ちとすごく似てる。毎日シコシコ摸写やって、みんなにヘタヘタいわれて、でも、なんか描いててすごく楽しいの。下手だけど、うまくなってく感じがわかるし、筆に気持ちが乗る感じがわかる。で、ひとつのことができるようになると、見えなかったことが見えてきて、もっときれいな線や摸本の風格に近づいていくことができる。当然、壁にぶち当たることもある。でも、がんばれば、いまんとこはのり越えられてる。
摸写も楽しいけど、暖かくなってきたから、はやく摸写を終わらして、外に花を描きにいったり、材料のテストしたい。

Posted by KUTSUNA HIROMI | Permalink | comment (0) | trackback (0) | Comment by Twitter
  2008.03.15 03:21:49   このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク

中国では皆無に近く、日本ではあまり報道されていないけど、とても悲しい事件が現在進行中だ。
旅で出会ったあの人達、あの雪の国に住む人々がとても心配で寝られない。
私には何ができるのだろう?
とりあえず、この一連の悲しい事件の一部始終を知ること。
外国のメディアは特集を組んで、できる限り詳細に報道しようとしてるのに……日本のメディアの偏向が憎い。

BBC : そのニュースへの個別リンク
CNN : そのニュースへの個別リンク
北京在住の産経新聞の日本人記者さんのブログ : そのニュースへの個別リンク
このBBCのページは中国ではブロックされて見えない。CNNのも時間の問題な気がする。
写真があるので、英語わからなくても日本にいる人はとりあえずみて欲しい。
私たちに今、とりあえずできるは、知ることだから。
以下の『』内はある事情により、言葉を置き換えています。
調べれば、すぐわかる言葉です。
コピペ、転載推奨。
高校とかの歴史でも習わないし、あまり知られていない文章だけど、今の日本人のことだけ考えても、読む価値のある文章だと思う。
1913年の『大海の大師』13世の「五箇条の宣言」の抜粋
■『この国』の根本は正しい仏教にある。宗派の別なく僧院を維持し、僧侶は伝統を純粋に堕落させずに堅持し、刷新した上で勉学に励むこと。戒律を守り、政治や商業に時間を割くよりも、互いに尊敬しあい、精神的、教育的な伝統を維持するように。
■『この国』の政府の役人達は、税金の徴収を法律にのっとって行い、公平さを以て、自らを正して、政府と国民双方の利益になるように任務を果すべきである。
■『この国』は他国のような先進の技術を有してはいないが、仏教に基づいた平和の中にあった、自由を有する独立したひとつの国である。
今日からは文武の両方に注意をはらい、自国を堅固に護るための、軍事制度を強化していく。中国が『この国』を不当に所有しようとしたことを肝に命じて、自発的に自分の国を各国民が守り、自分の地方は自分で守るという目的のために、全国民が奮い立って下さい。国境においてはスパイが侵入しないように、厳重に防備を固めること。そのような危険を察知したら、早急に中央に報告すること。
現代日本にも、そのまま通じる内容だと思う。出典は「14人の『大海の大師』(下巻)」春秋社。
すごくオススメ。実は日本のアマゾンから、どうしても読みたくて中国に送ってもらって、毎晩感動したり悲しかったりで涙を流しながら、少しづつ楽しみに読んでいた。
高い本だけど、図書館に頼んで買ってもらって読むの推奨。
やっぱいい本出すわあ……春秋社。
インド宇宙誌」とかも、ずっと昔に買ったけど、今でも本棚のメインの位置に並んでるもの。ヒンズーと仏教の神話の壮大な交響曲。
とにかく、事態がこれ以上悪化しないように祈るのみです。

Posted by KUTSUNA HIROMI | Permalink | comment (2) | trackback (0) | Comment by Twitter
TAGz  
  2008.03.16 10:15:00   このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク

14日の夜に「唐宋詩学」の講義に出た。

そこで、李白が詩に詠みこんだ魯仲連の話になり、

そして始皇帝の帝国主義、思想統制への批判

毛沢東の始皇帝へのリスペクト、張芸謀の『HERO』での始皇帝再評価への批判

こんな張芸謀がオリンピックでどんな演出をするんだ?
……と言うような話になった。
……そして、その夜、講義が終わって部屋に帰ってみれば、あのニュースだった。
上海の復旦大学からきた「唐宋詩学」の先生は、李白を四川生まれではなく、キスギスタンうまれの胡人とする説をとっていて、様々な例を挙げて李白の中の「異文化」を説明して、非常にスケールの大きい話をしてくれた。詩に満ちている人間愛、人生への賛美は、唐の時代の政治的にも開放的なおおらかな気風を表すものだとも言ってた。
そして話は、唐の詩人達が尊敬する「世説新語」の魏晋の高士たちの話に及び、政治を批判すること、世の正しくないものに反抗すること、古人はかくのごとくであった……すばらしい、というような風にまとまった。
中国政府の奨学金をもらってる身としては、非常に心苦しいことばかりが起きる(まさに「秦の禄を食む」気持ち)けど、留学先が北京でなく、四川だったり杭州だったりと、中央から距離があって、人々の心も環境も少しはナチュラルな所だったのがよかった。特に、四川に行っていなかったら、私は何も知らないままだっただろう。復旦大学の先生も成都生まれで、大学は貴州省の貴陽の大学だったと言っていた。いずれも少数民族、異文化が日常に存在していて、自然が豊かで、潤いのある気候の都市だ。そういう場所の方が、幅広いモノの見方を育めるのだろう。
とにかく、悲惨な出来事がはやく無くなりますように。

Posted by KUTSUNA HIROMI | Permalink | comment (0) | trackback (0) | Comment by Twitter
TAGz