今、中国では人件費や物価の値上がりがすごく、それが書画材料にも及んできている。
特に紙。
毛辺紙という、学生の練習用の手漉きの竹紙が高騰し、はては作る人も減ってきて、品切が続いたりしている。いつも店の入り口近くに山積みになっていて、様々な種類があった毛辺紙が、今日買いに行ったら、全く無くなっていた。店の人によれば、上記のような理由で、仕入れることができないでいるという。
機械漉きも増えてきているが、手漉きのふっくりした感じは、機械にはない。すでに、手漉きの毛辺紙は以前ほど気安い紙ではないのだろう。
宣紙なども値上げされている。
一年前は10元以内でいい紙が一刀(100枚)買えたのに、今では大きいのは1枚1元したりもする。
またパルプや再生紙の混ぜ物が多くて、種類を問わずに紙の質が低下している。
これから日本に入る宣紙や中国製の紙などの値段や品質、数量にも大きな変化があるだろう。
修了研究と制作に向けて、まともな紙を探しているが、なかなかこれという宣紙が見つからずに苦労している。
これを期に中国でも、商工業的にではなく、文化遺産として真面目に伝統材料をみなおす動きが出てくるとよいのだけど……