今、子猫の新しい飼主さんをネットや様々な方法を使って探していますが、徐々に子猫たちの行く先が決ってくると、安心したような寂しいような複雑な気持ちになります。
そんな時に思い出して、ジーンと来るのがこの絵本。
もしもしおかあさん
久保喬 作/いもとようこ 絵 1979年7月 金の星社
三匹の子猫がもらわれていき、寂しい思いをしているお母さん猫の夢の中に、三匹の子猫からそれぞれ電話がかかってきます。三匹はそれぞれの新しい家で、お手伝いなどをして、健気にしっかりやっている様子をお母さんに話します。
いもとようこさんのうつくしい貼り絵が、親子の愛と優しさをあたたかく伝えます。
出版は1979年で、私の小さい頃からの愛読書です。
ある日、親戚の家に母につれて行かれて、子猫を選びなさい、と言われ、母猫と遊ぶ子猫のなかから、三毛猫を選んで家族として迎えました。その時、家には大きい白い犬がいて、私はその犬が好きだったので、猫を自発的にほしがっていたのは母親の方だったと思いますが、何故か私に猫を選ばせました。昔の私の家は、家族ひとりにつき1匹の猫を飼うくらい、猫が好きな家だったそうです。
多分、猫が家に来たのと同時期に、この絵本を買い与えられたのだと思います。
保育園の年長か小学一年生だった自分は、お母さん猫が子猫を大事に思っているのだから、自分もちゃんと責任を持って子猫をかわいがろうと思い、ごはんやその他の世話は全部、自分で続けてやりました。お陰でいまでも猫が大好きです。
今、大人になってみて少しはモノが分るようになってくると、母猫の気持ちを思ったり、子猫の出産に関わったヒトとして、涙無しには見ることができないと思います。絵本は、今も大事に実家の書庫に保管してあります。
それと、やっぱり実家で暮してる母親のことも考えるかな……。
電話や手紙くらいしかできないし。
この絵本は今でも
Amazon
や本屋で普通に買うことができますが、図書館にも置いてあります。
子猫を飼い始めるお子さんのいるご家庭におすすめの、家族で読める絵本です。レビューをみていると、ほとんどのご家庭では、お母さんの方がより感動しておられるご様子です。