
まだキトンブルーが残っている頃のリリ。後ろはココアたん。
七月の最後の夜に、猫を三匹つれて、病院に行った。
娘二匹のワクチンと、母親の健康チェックのためだ。
ワクチンは、おとなしくて優しい性格の長女のリリから接種した。リリは繊細な性格なので、怖がったけど、飼い主二人が固定するのみで、獣医さんが注射してすぐに終わった。
問題は、次女のノンであった。
もともと気性が激しくて力で物事を解決する猫な上に、多少、知恵もあるので状況を正確に把握していて、籠から出そうとした時には、凶暴化していて、手を差し伸べれば噛みつくし、名前を呼べば激怒して威嚇していて、全く手が付けられなくなっていた。
いままでいろいろな猫を病院に連れて行って、注射をしてもらったことがあるけど、どの猫もおとなしくて従順であった。このように攻撃的になるのは初めてで、とても驚いた。このノンちゃんは、一歳になった避妊済みのメスで、生まれてから何不自由なく、お姫様のように溺愛されて育てられた。小さいときはおっとりとしてぼんやりな猫であったが、半年あわない間に、漆のように黒い体は筋骨たくましく、体重は5kg近いヘビー級のパワーファイターになってしまった(それでも、まだ高いところに軽々とよじのぼる)。姉のリリや母親の蘭ちゃんは、体格も華奢で性格も人なつこくとてもかわいらしいが、彼女にはボスであった父親の血がより濃く出たようだった。ノンちゃんのことをいろいろ書いたが、ノンちゃんにもよいところがある。ある意味とてもメスの猫らしい性格で、独特の美しさや愛嬌があり、モデルさんとしても立派な体をしているのだ。
彼女たちには、もう一匹、末の妹がいる。今はココアたんという名前で、よそのお宅でかわいがられているが、ココアたんは、三匹の中で一番よく食べ、よく暴れた猫であったので、いまは嫁ぎ先でどのように暮らしているのか、とても心配である。
ともあれ、ノンちゃんは、籠ごと処置室に連れて行かれたあと、肘まである大きな皮手をはめられた看護士さんに、さらに別室に連れて行かれ、ギャっと大きな声が病院に響いたあと、不満な顔で戻ってきた。
来年のワクチンは、ノンちゃんを先にするべきだと、おぼえておかなければいけない。
母親の蘭ちゃんは、まだ二歳だけど、歯石が多いので、血液検査の上、予約をして後日、歯石を取る処置を受けることになった。歯肉炎もあるので、飼い主もはみがきのことについて学ばなければいけない。
蘭ちゃんは、親もだんご尻尾で、血統書はないけど、多分、ジャパボブだ。そのせいか、性格がとても良くて、お母さんなのに一番甘えん坊だ。
私は毎日、ジャパボブの日本で唯一のブリーダーさんのブログ(
こねこ日和)を楽しみに見ている。写真が多くて、文章も丁寧で、ここのお家の猫たちは、幸せに暮らしていて、穏やかでかわいらしい性格だというのが、とてもよく伝わってくる。こんなふうに猫の事をよく理解できて、平和に猫と暮らせる飼い主になりたい。