美院  ]  2008.06.14 14:23:17    このエントリーをdel.icio.usに追加 このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク はてなポイントをあげる すぎゆくひびのもろもろ
臨模ばかりしてて、今日が何日か忘れていました。
きのう、学校の表具屋に裏打ちを頼みました。10m×1mで300元。頼んだ時に、淡彩の墨絵の大きい絵を裏打ちし直していた作業中だったのですが、見なければ良かった……継いである紙を剥がす時の作業が荒すぎて、絵が思いっきり破れていたのか、それとも破れた大きい絵を修理していたのかよくわかりませんが、日本の装潢師さんたちの非常に繊細な心遣いを知ってるので、絵の扱いに鳥肌が立ちました。それでなくても、中国は糊に添加物や明礬をたくさん入れるので、なるべく自分で裏打ちをやっていこう思っていたのですが、大きいものは時間的にも場所的にも無理だったので、やむをえずお願いしました。 とりあえず、しわがなければよしとしなければ……
いろいろ理不尽なニュースがあります……日本人として、日本画を学び、そして文化財保存学について学んだということは、今の時代、かなり大きな意味があるのではと思います。ほんとうに、日本、どうなっちゃうのだろう……。
きのう、眠れなくて本を読んでいて、ものすごい衝撃を感じ、ひとりの胸には留めておけないのでここに書きます。
その風貌を真似する人も多いという美院の人気教授の博士論文の前文に、こうありました。
もし乾隆大帝がイギリスの使節団の双方に平等な貿易の要請を受け入れていたら、もしイギリスの使節団が帽子を脱ぐ礼ではなく、三跪九叩の大礼をもって乾隆大帝に謁見していたら、乾隆大帝に袖のひと払いで退出させられることもなく、中国はもっと早くにイギリスと国交を結び、史実よりも200年前には工業革命の恩恵を受けられて、中国の歴史にアヘン戦争が記されるようなことは無かったであろう。
さて、この文の中で誰がいちばん責任が重いのでしょう……
えっと、イギリスの使節団って、女王陛下の代理だよね……三跪九叩って、臣下の礼だよね……13世の雪の国の法王猊下も西太后に三跪九叩するのを拒否したよ……日本だったら「かのものども、ひのもとのしきたりをぞんぜぬゆえ、ごぶれいひらにおゆるしねがいます」なんて介添え役がひと言のべたりして、「かまわぬ、これがとつくにのれいぎであるか。くるしゅうない。らくにせよ」なんてことになると思いますが……それよりも、清朝って漢族の王朝じゃないよね……えっと、その人気教授は浙江のひとで……同じ街の出身の古代漢語の先生は、楚の屈原とか伍子胥の憂国を改めて学ぼうとかいってたよな……うーん……この文にたいして意味は無いのかも知れませんが、考え始めたら、よけい眠れなくなりました。
それと、寮の部屋の鍵がかからなくなりました。
電池切れだそうです。寮の世話係のひとにが言うに、月曜日にならないと治せないという理由は、土日に出勤しない先生が電池の予備を持ってるから……速攻自分で電池を買い求めて、交換しました。
ドアの赤いランプが点滅するのが、電池切れのサインで、約一年で交換になるそうです。寮住まいの方は注意されたし。
Posted by Hiromi| Permalink | comment (0) | trackback (0)
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