美院  ]  2008.05.28 01:23:58    このエントリーをdel.icio.usに追加 このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク はてなポイントをあげる 给你们留面子
きのう連絡が有り、今日の午前に修士の一、二年と学部三年生と合同講評があるということになった。
いつもの時間にアトリエにいくと、同級生がひとり待っていて、それでも、講評まで時間があるので、臨模の続きをしていた。
そしたら、先生がいつもより早くきて、臨模の指導をして下さった。筆にふくませる水分をもっと減らすことと、漢筆坊の筆が一番いいが先が減りやすいので、よく取り換えること、今使ってる私の筆はコレが使いこなせたらたいしたものだけど、使いにくいよ(私は墨の含みがよくてやわらかくて使いやすいと思っている)、筆を叶筋鉤線にすれば、ということだった。
……と、ここまではわりあいと普通の雲行きだった。
それから、三年生が約束の時間になってもあつまりが悪かったり、全体的に先生に見せる作品が少なかったり、やっつけ仕事が多くて、先生はご不満の色を濃くされていった。
もちろん、中には素晴らしい才能を見せる子もいたし、きちんと努力を積み重ねている様子がわかる子もいた。
そして、先生は三年生を先に解散させ、院生のみを教室に残された。ここからが説教タイムだった。いつもは温和で、あまり厳しいことを言わない先生が、「オレは怒るのは嫌いだ」といいつつも、かなり沸騰していた。
我给你们留面子,毕业展时,你们给我面子!!!!!
意訳すると、いまはおまえ達のメンツを立てて、三年生の前でしからなかったけど、卒展の時にはオレのメンツが立つような絵を描け!!!!、というような意味である。
すばらしい。
ますます、この廬勇老師を尊敬する気持ちが強くなった。日本の感覚だと、なんだよメンツって、と思われるかも知れないが、この先生は、ほんとに絵が、花鳥画が好きなんだなあと思う。まだ自分の画業にも悩みを抱える、のびざかりの若い先生が、こうやって素直に意見をくれるのはとても嬉しいことだ。
私はたいしたことはしてないけど、まだ三年生が教室にいる時に「ホンメイ、アレをだせ!」といわれたので、今は摸写をしてるから、お見せできるものはありません、と答えたら、「こないだの長巻写生だ!」といわれたので、みんなの前で広げる羽目になった。質はともかく、でかくてボリュームがある写生なので、とりあえずみんなびびって見ていた。
「これをみろ、この留学生はとてもがんばっている。1週間でこのくらい描けるんだ。おまえ達は何をしているんだ」と、私の写生をダシに小言をいい始めた。
私は嫌な汗をかいた……その1週間以外は何をしていたのだ、とか突込むことはあるし、よく考えなくても、わたしも写生と臨模をまだやっていて、課題の創作など何一つしてないのだ……はやくこの摸写を終わらせて(花鳥なのにずっと人物の摸写……)、何でもいいから創作をかかないと、六月の期末検査でまたお客扱いされてしまうッ。やっと先生が遠慮なく厳しいことを言ってくれるようになったのに……うちの同級生なんて、講評に絵を持ってこないだけで、実は売る絵をたくさん描いてる(それも先生には不満なのかも知れない)から、自分だけすごく遅れてるのだ……もうすこしでこの一年に区切りをつけなくてはいけない。うー。創作……こんなに中国画がまわりにあっても、自分に正直に描いたら日本画になるので、それが一番悩むとこだ。でも、摸写二周目と期末のレポート提出も頭痛い。
……そういえば、うちの先生が伊集院光に体型も声も似てるということに、最近気がついた。
Posted by Hiromi| Permalink | comment (2) | trackback (0)
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「面子」の流れで行くと、その先生は「留学画学生」銀果さんの面子も立ててくれたのではないかと。
「この学生なら、おだてても舞上がって怠るようなことはしないだろう」という信頼の下、
本科生への発破も兼ねて。
そう解釈すると、その先生の人徳が伝わってくるようです。すてきな老師だなぁ。
本当にその分野が好きで情熱を惜しまない師父の下につくと、こちらにも情熱が感染しますよね。
長巻の方も拝見しました。
私も、時々遊びで中国画の花を模写することはありますが、
手慣れてくれば「型」として牡丹ぽかったり菊花ぽくみえる絵は描けるようになっても、
写生をこなしていないとそこに「魂」が入ってこない、様式美ならではの奥深さを感じます。
長巻の写生には、ちょっとそんな「ナマの色気」を感じました。生命ってすてき。

Comment by 高井 @ 2008.05.28 16:04:57 PM

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その節はアドバイスをありがとうございました。
あれから、気分を切り替えて、楽しくかけました。
写生の感想もありがとうございますv
 
最初はお客さん扱いだったのですが、先生も最近やっときやすく名前を呼んでくれるようになったりしてよかったと思います。これは、絵よりも、封印していた宴会での飲酒が効いているのではと思います……みんながひくくらい酒を飲んでみせてから、その後、皆さんとてもフレンドリーになってくれました。
中国のビールは薄いくせに二日酔いがきつかったり、悪酔いするから嫌いなのですが、杭州の千島湖ビールは抜けがいいのでたくさん飲んでも平気です。あと白酒や紹興酒などちょっとアルコールが多めの酒を恐れて、宴会でみだりに飲まないのも、南ならではでよいと思います。

Comment by Hiromi @ 2008.06.02 03:38:58 AM

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