14日の夜に「唐宋詩学」の講義に出た。
そこで、李白が詩に詠みこんだ
魯仲連の話になり、
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そして始皇帝の帝国主義、思想統制への批判
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毛沢東の始皇帝へのリスペクト、張芸謀の『
HERO
』での始皇帝再評価への批判
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こんな張芸謀がオリンピックでどんな演出をするんだ?
……と言うような話になった。
……そして、その夜、講義が終わって部屋に帰ってみれば、あのニュースだった。
上海の復旦大学からきた「唐宋詩学」の先生は、李白を四川生まれではなく、キスギスタンうまれの胡人とする説をとっていて、様々な例を挙げて李白の中の「異文化」を説明して、非常にスケールの大きい話をしてくれた。詩に満ちている人間愛、人生への賛美は、唐の時代の政治的にも開放的なおおらかな気風を表すものだとも言ってた。
そして話は、唐の詩人達が尊敬する「世説新語」の魏晋の高士たちの話に及び、政治を批判すること、世の正しくないものに反抗すること、古人はかくのごとくであった……すばらしい、というような風にまとまった。
中国政府の奨学金をもらってる身としては、非常に心苦しいことばかりが起きる(まさに「秦の禄を食む」気持ち)けど、留学先が北京でなく、四川だったり杭州だったりと、中央から距離があって、人々の心も環境も少しはナチュラルな所だったのがよかった。特に、四川に行っていなかったら、私は何も知らないままだっただろう。復旦大学の先生も成都生まれで、大学は貴州省の貴陽の大学だったと言っていた。いずれも少数民族、異文化が日常に存在していて、自然が豊かで、潤いのある気候の都市だ。そういう場所の方が、幅広いモノの見方を育めるのだろう。
とにかく、悲惨な出来事がはやく無くなりますように。