自分が杭州で買ってみた筆の写真を載せてみます。
中国と日本の筆との大きな違いは、中国のは全体的に毛が硬めで軸がしっかりしているのと、極細の線描用の筆でも、芯になる毛のまわりや根元に適度に毛をまとわせているので、筆先を操りやすかったり、墨の含みが良かったりすることです。
また書法では、初心者はなるべく柔らかい毛を使い、筆を操る術を学ぶべきで、最初から硬めのコシのある筆を使うと、本当の力は上達しにくくなるそうです。また、絵の線描においては、中峰で描いている時に、やわらかい筆が硬く感じられる瞬間が、もっともよく線が引けている瞬間なのだそうです。

中国・台湾・日本の書画用の筆
中国・台湾・日本の書画用の筆
左から、杭州で購入の書法用の筆(小楷、蘭亭)、杭州で購入の国画用の筆、台湾で購入の国画用の筆、日本で購入の日本画用の筆

杭州の筆。定規の左が漢筆坊 、右が新興齋。
杭州の筆。定規の左が漢筆坊 、右が新興齋。
漢筆坊
文一路296号。城西商贸城新大楼三楼C-37北。物美の近く。
価格は細いもので8〜15元程度、大きい筆は60〜150元程度。北京の画材店等に出荷している。
以下左から。
特製畫筆(二)、特製畫筆(三) 写意むき。
北尾狼毫 写意むき。我が导师の卢勇老师特注。笹の葉がシャープに描ける。
特製小叶筋 軟らかめの線描と描写用。
特製鸡毛钩线 中くらいの硬さの線描。弾力があっていい。私は摸写の線描に愛用。鸡毛とは、昔は本当に鶏の羽毛で作ってたらしいが、現在はコシのある獣の毛で代用。
七紫三羊钩线 コシと含みのバランスがある線描と描写用の筆。
新興齋
惠民路体育文化市场二楼。価格高め。20元〜300元。
全体的に硬い筆。花鳥ではその硬さを余り好まない人もいるが、山水では愛用する人も多い。筆には特に筆の名称の刻印が無いが、買うのが少数であれば、名前を彫ってくれる。