2006年夏現在の情報と私の経験に基づいて記述されています。実際にご旅行の際はよくご確認を。発展中のこの地域は、入場料等に著しい変化があります。
この情報によるトラブルと損害にHiromiは責任を負いません。
黄龙(黄龍)・九寨沟(九寨溝)へ行くツアーは、中国国内外からたくさんでていますが、2つとも自分の足を使わなければじっくり楽しめない場所なので、時間とお金と語学力に余裕があれば、なるべく個人で行きたいところです。
中国で成都等から参加するツアー
個人旅行に比べて割安で宿泊と交通の心配がありませんが、様々な場所から集まる中国人旅行者といっしょに行動すること、バスの中の禁煙が守られていない、時間に余裕がない等、マイナス要因がいくつかあります。ツアーへの参加は成都市内の旅行社で。
下記のゲストハウスやユースなどでは、日本語で日本からでも手配できます。
梦之旅青年旅館(
旅行社)
観華青年旅舎(
旅行手配)
個人で行くには
飛行機
中国国内の主要都市から、黄龙(黄龍)・九寨沟(九寨溝)へ行くフライトは増えつつありますが、個人でチケットを取る限り、割引はありません。これは西安ー敦煌便などにもあてはまります。はやめに自分のスケジュールに合うフライトを予約してしまうことが大切です。
早朝や午前早めに九黄空港へ着いた場合、その日のうちに黄龙(黄龍)を楽しんで、九寨沟(九寨溝)周辺に宿泊することが可能です。
飛行機を使うツアーに参加する場合は、航空券分は多少安くなることがあるようです。
成都市街から空港へは、四川航空なら無料の乗り合いタクシーつき、またいくつかの格安航空券販売店で同様のサービスがあります。タクシーの場合は、高速料金込みで45元程度。空港から市街へは、高速を使っても高速料金は課せられないので注意。
空港から、黄龙(黄龍)・九寨沟(九寨溝)への交通手段
大型バスによる定期便が空港ー黄龙(黄龍)、空港ー九寨沟(九寨溝)、空港ー黄龙(黄龍)ー九寨沟(九寨溝)間にありますが、整備が整っていないものが多く、黒煙を吐きながら急な坂をゆっくり上るバスや、路肩に停車して整備してるバスをよく見かけます。また空港ー黄龙(黄龍)ー九寨沟(九寨溝)をセットで行くバス(1人90元程度)は、黄龙(黄龍)での滞在時間がけっこうギリギリです。頂上や下りの道でバスの時間を気にして駆け足で降りるお客さんをよく見かけました。
空港の到着ゲート付近にバンをチャーターするための受付があり、7人乗りの快適なバンが夜まで一台700元でチャーターできます(空港ー黄龙(黄龍)ー九寨沟(九寨溝)が可能)。人数がいたり、その場で仲間を募ることができれば、これを安く利用することが可能です。仲間内で話がつけば、自分たちのペースで観光や山歩きを楽しめます。
他にも事前に空港への出迎え等で車のチャーターを予約することが可能です。
九寨沟青年旅舍で車のチャーターを扱っています。車の質はわかりませんが、空港で契約するよりも少し安めなようです。
バス
成都からバスでいくことができます。往路復路とも、一日がかり。道はだいぶ改善されましたし、高速道路の建設が進んでいます。でも未だに、パンクしたりします。
観光客向けでは新南門の旅游客运中心(成都市街中心部、交通飯店そば)出発・到着で、チケットは一週間前から購入できます。
地元民向けは武侯祠の側の武侯横街のチベット系ホテルや売店、または成都市街北西部の茶店子车站などから発車とチケット購入。
成都市交通局の九寨沟ガイド :
九寨沟へのバスとあまりのチケット検索成都市交通局の黄龙ガイド。黄龙へバスで行く場合、直通もあるが、川主寺などに宿泊して行くことになる。
帰りは降りたバスターミナルでなるべく早めに買えば、安心でしょう。
バックパッカー的ルートとして、青海省と四川省を行き来するバスの便もあります。
黄龙(黄龍)
中国の学生証、60歳?以上はパスポートで割引あり。チケット売り場に柵が無いので、中国人ガイドでもチケットを買うまで時間がかかります。ハイシーズンは、お金と割引の証明になるものをしっかりつかんだ手を窓口に突込んで、機転を利かせて窓口の人に訴えないと、いつまでたっても購入できません。
ゲートの中に入ると、自分の足で歩いて山を登るしかありません。登りは2~3時間程度、下りは1.5〜2時間程度です。
黄龙(黄龍)へ途中の道路で雨合羽や酸素ボンベが売っていますが、恐ろしいボリようです。チャーター車の運転手等はこうした売り子と仲間なので、彼の「安い」は輸送費等を考えても嘘であると思われます。
酸素は黄龙(黄龍)の中で、要所要所で1回1元で吸い放題吸えます。
雨でもポケットサイズのビニールガッパで凌いでる人がほとんどですが、雨具は防寒着にもなりますので、日本や成都のアウトドアショップで、それなりのものを用意しておくと良いと思います。
雨でもハイヒールなどで登ってる人がいますが、やはり山に適した靴で登るべきです。
携帯はほとんどの場所で使えます。
電池、軽食などの売店はありますが、売り切れなどもありますので、甘いものなどの行動食や水は自分で用意していった方がいいと思います。歩けなくなった時、水や甘いものの補給は酸素の吸入と同じくらい効果があります。また、高山病予防のためにも、水分のこまめな補給を心がけて下さい。トイレは域内にたくさんあります。
電池はデジタル機器用のものでないと、急に劣化してたいして使えなくなります。平地できちんと用意していきましょう。九寨沟(九寨溝)の入り口ではデジタル機器用の電池がありましたが、黄龙(黄龍)の中では売り切れだったり、普通のアルカリ電池しかなくて困りました。
九寨沟(九寨溝)
中国の学生証、60歳?以上はパスポートで割引あり。チケット売り場に柵があり、比較的秩序のある購入ができる。一枚の券で2日間有効。2日間有効にするためには、一行の全員が券売所の左手の窓口で、集合写真を撮ってもらい、めいめいのチケットに白黒印刷してもらう。これはちょっといい記念になる。押し合いへし合いの撮影でも笑顔で映ろう。
九寨沟(九寨溝)は、黄龙(黄龍)のようなキツイ登りはほとんどない。木道の上に金網が貼ってあることが多いので、滑らないように注意が必要。
バスの乗り降りや移動ルートはちょっと複雑なので、ゲートでのバスの行き先に注意。バスで移動した方が良い場所と、時間をかけて渓流や湖の縁を歩いて楽しめる場所がある。中国人は遠慮なく押してきたりするけど、ムキにならないように。人がいなくて、安全で美しい場所、ひと呼吸置けば人がぜんぜんいなくなる場所等、九寨沟(九寨溝)はとても広いので、時間さえあれば、ハイシーズンでも自然を静かに楽しむことができます。野鳥も多いので、鳴き声が聞えた時にそっと静かに茂みを探してみると、至近距離でバードウオッチングが楽しめたりします。
入り口と中間の分岐点以外に食事できる場所は少ないので、自然の中でピクニック気分を楽しみたい人は、昼食と行動食と飲み物を持参するべき。
宿泊
九寨沟(九寨溝)内でチベットのお家に泊まることができます。
九寨沟青年旅舍に問い合わせるか、九寨沟(九寨溝)内でチベット族の人に聞いてみることです。入浴はできませんが30元くらいで食事付きで泊まれます。
九寨沟(九寨溝)周辺唯一のユース、
九寨沟青年旅舍ですが、壁が薄かったり、夜の9〜12時ころまで民俗芸能ショーが近隣でほぼ毎日あって、夜はなかなか落ちついて眠れません。それ以外はフロントの応対もよく、トイレやシャワーもそれなりです。夜遅くに到着する時、とりあえずの宿に一晩だけ予約しとくなど、使い道はあります。定期バスに乗って九寨沟(九寨溝)周辺から出発する場合、フロントの人がバスの運転手に連絡して、ユースの前にバスを止めてくれたりもします。
30元程度のドミトリーや最低限そろってる安宿は、九寨沟のバスターミナル周辺で探すことができます。また、一見豪華に見えるホテルでも「普通間」「多人間」などは安いです。
少数民族の芸能
羌族と蔵族(チベット族)の伝統芸能や民謡を楽しめる場所がいくつかあります。
高原紅 130元。土地の銘酒・青稞酒とカタ(白い領巾)つき。
九寨沟青年旅舍の向かい。老人の伝統の歌と若者の流行歌、青蔵高原のトラック運転手の心のよりどころの歌が聞ける。本物の歌手が出演。若者の群舞が見所。
九寨天堂 180元。九寨沟からタクシーで60元〜70元くらい離れた場所にある九寨天堂(別の場所に同名のホテルがあるので、タクシーに乗る時は劇を観にいくことを強調して!)という、羌族の建物を再現した複合観光施設の中の、大きな劇場で上演されます。カタとルンタの印刷された色紙つき。羌族の伝統芸能中心だけど現代アレンジ多し。でも舞台としての完成度は高い。観客と融合した演出は見事。
ほかにも何ヶ所か劇場があり、また羊を焼きながら家庭的なショーを楽しむものまであり、料金とレベルは様々です。
詳細は九寨沟の入り口の観光案内所やタクシーの運転手、ホテルの人に聞いて下さい。
食事、お土産などいろいろありますが今回はこれにて。
日本からの日本人のツアーでは、登山系のツアーが目立ちますので、ここに旅行を考えてる人は、多少なりともアウトドア的な心構えや準備が必要だと思います。
追記 :
黄龙(黄龍)・九寨沟(九寨溝・きゅうさいこう)旅行の成都での準備