2006.01.25 02:28:55   このエントリーをはてなブックマークする このエントリーを含むはてなブックマーク
お茶
悦来茶园での観劇時のお茶セット
川剧とは、歴史ある四川の古典劇。
コメディありアクションあり、華麗な舞と美しい歌と、きらびやかな衣装を存分に楽しめる舞台芸術です。变脸(仮面を付け替える早業)や吐火(火を吹く)などの特殊な演出ばかりが有名ですが、演劇としても豊かな脚本と、人間性あふれる演技が見所で、ショー的な楽しみ方でなく、お茶を片手にじっくり楽しむ価値のある劇だと思います。

中国川剧网 : 川剧総合サイト
成都市川剧院 : 成都市内の上演情報等。

成都市内で普通にリーズナブルに楽しめる川剧は、悦来茶园と锦江剧场のです。
春熙路の王府井百货の後ろにあり、だいたい毎週土曜日の午後2時から開演します。チケットは15元、20元、30元くらいで、悦来茶园での上演にはお茶とヒマワリの種がつきます。

ー The Clipping Of Sichuan Opera ー
関平・関羽・周倉 孫尚香
左 : 《华容道》のラストシーン。关平・关羽・周仓。

右 : 《三祭江》。孙尚香。
従者が両手で持つ旗は、車や輿を意味する。写真の女旦は、邱菊さん。若手だけど声に芯の強さが感じられ、年輩の紳士にファン多し。
《三祭江》は孙尚香が、自分の夫と父と弟の武勇と功績、つまり三国の英雄の物語を切々と謡い挙げるところに、趣があると思います。残された女が謡う、英雄たちの物語……。

三岔口
右 : 《三岔口》。
セリフのほとんどない、アクロバットとパントマイム中心の演目。セリフがない分、外国人や初めてみる人にも親しみやすい演目。舞台は明るいが、演目上の設定は暗闇。その中で、2人の男がお互いを敵と思い込み、激しいアクションを展開する。
色のついた衣装の武小生は、王浩博くん。まだ声変わりの途中の伸び盛りのアクション派。キレのあるアクションと、小気味いい所作。今後の発展が望まれる。可愛い……と思ってしまう、OVER30な自分がいる。
越王句践 幽霊は長い領巾をまとう
左 : 《越王回国》。越勾践。
屈辱にまみれた囚われの身から開放された越王句践が越に帰国し、呉王夫差に雪辱を誓うという演目です。
きらびやかな宮廷の衣装が目を惹きます。特に越王句践。越、今の绍兴一帯にも越剧という伝統劇があります。(中国越剧
でも、川剧のは川剧でその独特な色彩感覚が、古代モノにもふさわしくて美しいと思います。
右上 : 《放裴》。
幽霊の役柄を演じる時は、長い白い領巾をまとい、それを上手に操って、演出効果を高めたり、演技をします。書生を誘惑する女幽霊や、恋人を助ける女幽霊の演目がたまにあります。

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演目の名前は失念……
以下の3枚は全て同じ演目の写真です。無実の罪で捕まった役人(下2枚)を探す娘と、同じ牢屋に放り込まれてるふてぶてしい大泥棒(右)の悲喜こもごもの対比が面白いドラマ要素の強い演目です。
牢屋の四隅を固める牢番のメイクや衣装が、そのままアジアの伝統的な"四神"をモチーフにしていたりと、細かいとこにも興味深い要素があります。
陈作全
右の2枚の写真は、文小生、書生や青年を演じさせたらスゴイと、仲間内で人気を集める陈作全さんです。
昔の大映の俳優っぽい雰囲気がたまりません。背も高いし、歌もいい。舞台の側面に席を取ると、痛いくらいにステキな流し目攻撃がびしばし飛んできます。
Posted by Hiromi | Permalink | comment (7) | trackback (0) | Comment by Twitter
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これらの川劇写真いいですね。自分で撮られたのもありますよね。
また見に行きたいです。 いってらっしゃい、新年快乐!

Comment by かっきー @ 2006.01.25 12:23:26 PM

Comment
新年快乐!好好过年!
写真は全部私が撮影したのですー。その証拠にピントがいいトコに合ってなかったり、多少ぶれたり、色の調整とかあんまり上手じゃないです;(クレジットつけるの嫌いだから、つけてないけど、つけた方がいいかな?)
来年もなるべくたくさん川剧をみにいきたいです。

Comment by Hiromi @ 2006.01.25 14:13:29 PM

Comment
こんにちは^^
「幽霊の役柄を演じる時は、長い白い領巾をまとい、それを上手に操って、演出効果を高めたり、演技をします。書生を誘惑する女幽霊や、恋人を助ける女幽霊の演目がたまにあります。」と書いた内容の題名は《放裴》です。《刁窗》は、女子が継母に強制結婚を命じられ、部屋に閉じ込められて、女子は、部屋の窓を壊して、窓から逃げた物語です。

Comment by りょう @ 2006.06.10 13:42:38 PM

Comment
りょうさん、フォローありがとうございます。早速修正させていただきました。
もしかして……四川にお住まいでしょうか。
私は今日も川剧を見にいきました。見れば見るほど、聞けば聞くほど、その魅力にハマっていきます。

Comment by Hiromi @ 2006.06.10 21:35:26 PM

Comment
こんばんは~
私は、成都出身で、日本在住しています。先月24日から里帰りで成都に帰って来ました。7月初めに日本に戻ります。
父は川劇役者だから、そういう環境で育ってきた。川劇に対して、何と無く少し知っております。
川劇を気に入って頂き、とっても嬉しいです!ありがとうございます^^

Comment by りょう @ 2006.06.12 00:53:05 AM

Comment
りょうさんへ
うわー、お父様が川劇の役者さんなんてすごいですー!!!!
川劇はとっても素晴らしい舞台芸術だと思います。
人間性の豊かな表現と、伝統ある技や舞がいいバランスで融合してて、見た目の美しさに流れがちな京劇よりも、鮮烈に中国の伝統と熱い魂を感じます。
私は7月末に帰国しますが、それまでになるべくたくさんの舞台を見にいきたいです。

Comment by Hiromi @ 2006.06.12 01:10:24 AM

Comment
おはよう~
 成都の天気は、今日も過ごしやすい一日ですね^^紫外線が強烈じゃなくて。
 成都に帰って来て、もう半月以上過ごした、残り日にち後半分ぐらい、とっても日本に戻りたくないけれど……
 中国で、留学?それとも観光ですか?
 日本に帰るまでに、いっぱい満喫して下さいねぇ~
 これから、時々ここで邪魔させて頂きますね、素晴しい文章を沢山書いて、勉強させて下さい。

Comment by りょう @ 2006.06.12 11:34:18 AM

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