数年前の夏、
千葉県安房郡富浦町の
富浦人形劇フェスティバルをある知人(Aさんとしておく)に誘われて見に行きました。おめあては川本喜八郎さんが製作した人形が演じる『南総里見八犬伝』でした。
Aさんはうら若い女の身でお金を貯め、川本さんに若き荀彧人形を特注で制作してもらった剛の者です。その方のおかげで、観劇後、
道の駅とみうら : 枇杷倶楽部で枇杷アイスをご馳走になりながら、川本さんからいろいろお話を聞くことができました。その時に川本さんは、『死者の書』を人形劇アニメーションにしたい!と、今後の展望を語っておられました。また、商業ベースにのりにくい作品なので、スポンサーがつかないことをこぼしておられました。
その後、一般の人が『死者の書』のスポンサーになれるWEBサイトが立ち上げられたりと、こつこつと活動が広がっていったようなのですが、自分の生活が忙しくなって人形アニメーションや観劇そのものに触れる機会が無くなり、遠ざかっていました。
川本喜八郎さんは、物腰の穏やかなちょっとおちゃめな感じのする髭の似合う方で、一般のファンや観る人を大切にされていると感じました。
だいぶ昔、新宿のギャラリーで人形展を開催した時、たまたま見に来ていた人々に気さくに人形の操作をしてみせてくれたり、芳名帳に記名した人に季節の挨拶の絵はがき(当然、素敵な人形のポートレート)を送ってくれたりもしました。
また、制作や作品の完成度に対する細かいこだわりやひたむきさには、学ぶべきところが多いです。