あえて留学準備に書かせていただきます。
結婚したりして名前が変ったら、絶対にすぐパスポートを作りかえることをおすすめします。
僅かな出費を惜しんで「追記」だけにしておいたら、とんだ災難。
今の私の大学での名前は、旧姓です。パスポート書き換えなかったから。
中国の人は「追記」のローマ字が読めないらしい?
ちゃんと、姓が変りましたよ!!!って公用語の英語で書いてあるのに!
そもそも追記の効力を中国の人はわかってない!!!
旧姓のサインはハンコのかわりで字面そのものにあまり意味がないと思ってました。
ヨーロッパに行った時は、今の姓のローマ字表記の下に、パスポートと同じ旧姓のサインをしても、どんな場面でもぜんぜん問題がなかった。あっちの人は漢字読めないから、ふたつの姓が混在しても不自然に思わないみたい。
日本の外務省がおかしいのか、自分が馬鹿なのか、ともかくパスポートを作りかえておけば、ふたつの名前があるなんて馬鹿なことにはならなかった。自分が悪いんです。この辺、電子化されたらどうなるんだろ……。
さて……本題です。
このふたつの名前のせいで、日本から送った荷物を受けとるのに、郵便局で泣くはめになりました。私は日本から発送した控えの伝票を持っているにもかかわらず、うっかり宛名が本当の名前のため、旧姓のサインがある今のパスポートでは荷物を受けとることができなかったのです。
何回も郵便局と部屋を往復して、効力を発揮したのは何の意味もない、六本木の領事館でビザを申請した時の申請票のコピー。次回に使う時の参考のために提出する前にコピーをとっておいたのです。写真も公のハンコもなにもないただのコピーが、旧姓と本当の姓が併記されているというだけで、郵便局員を納得させたのです。
フツー、ただのコピーよりも伝票の控えのほうが偽造しにくいから、信用度高いと思うのだけど……スゲー頭硬い。
いや、最も憎むべきは、日本から荷物を送る時に、うっかり本当の名前を書いてしまった自分だろう……。この留学が終わるときには、旧姓でつくった中国の銀行口座も閉めて、帰国後には速攻、新しいパスポートつくるんだ。
郵便局員の仕打ちに納得できず、窓口でベソをかいてた私を慰めたのは、見知らぬ中国人の女学生さんでした。
「あわてないで、ゆっくりはなしてみて!」
って、肩に手を当てて励ましてくれた。余計にナミダ。ありがとー。ホントにありがとー。おかげでその日のうちに荷物を受けとることができました。
荷物が受け取れることがわかった後、ひと呼吸置くために、近くの売店でアイスを買って本を座り読みしていました。中国の登山のガイドブックです。そしたら、側で同じ本を読んでる中国の女学生さんがいました。
私は中国に来たら、是非とも富士山よりも高い山に登りたいと思っていたので、思い切って彼女に話しかけて、中国の若者の登山事情を聞きました。
「私も山好きだけどー、まだホントに高いのには登ったことない。でも、四姑娘山なんておすすめだと思う。え、10月の休み?いいんじゃない、山に登るにはいい季節だよー。四川大にも高い山に挑戦してるひとがたくさんいるよー。女だってだいじょーぶ。身体を鍛えてれば、高い山も男と同じように問題なく登れるよー」
ってな感じのことを教えてもらいました。
思い切って話しかけてよかった……すごく元気になった。受けとる荷物の中には、登山の道具も入っていたのです。
かえってから、醤油のびんに頬ずりしてみたり。